お知らせ

スタッフブログ 2013年5月28日

65『ヘタレ母事務員日記』

こんにちはhappy01
 
今回は、北海道ユニットセンター事務局の小松がお送りします。

 

 

「中の人」が出てきて「母親」「父親」になり、

生活ががらりと変わった、という方も多いかと思う。

 

愛しい、可愛い、と愛情が湧き上がる一方、

この子の発達は大丈夫かしら、

私の育て方で「合ってる」のかしら、と

不安も尽きない毎日ではなかろうか。

 

 

かくいう我が家もちょろちょろぼーずが2人。

そして冬にはもう1人増える見込み。

エゾチルベビーの仲間入りだ。

 

さて、私は一応女性であるので、男の子の行動がさっぱり理解できない。

息子よ、なぜそこで飛び降りるのか。

息子よ、なぜそんなものを鼻に突っ込むのか。

息子よ、なぜそこで…っ!

の連続。

 

怒鳴りまくり、追い掛け回し、精根尽き果て

へとへとの毎日を送っている。

自分の時間なんて、トイレの中にすらない。

 

 

叱らない育児法?

無理無理!

叩いてはいけません?

いやー絶対無理!

握った拳を振り上げないように自分を抑えるので精一杯!

 

 

なぜうちの子はこんなに落ち着きがないのか。

私の接し方が悪いのか?と行き詰まること多々。

 

子どもたちが愛しいと思う感情とは別に、

自分のボロボロのいでたちに愕然とし

 

「子どもなんか産まなきゃよかった…」

 

とネガティブ感情が渦巻くことも一度二度の話ではない。

 

 

 

そんな私に目から鱗だった言葉がコチラ;

 

「子育ては本能ではありません。

妊娠・出産・授乳は本能ですが、子育ては本能ではありません。

子育てを本能だと考えるから、

母親の悩みは深まるのです。」

 

 

京都で子どもの玩具店を営みながら、

絵本の翻訳や執筆、講演をされている

「きっずぱふ」の岩城俊之さんの言葉だ。

 

 

あ、間違っているんじゃないんだ。わからないだけだったんだ。

親、地域、周りのひとにどんどん助けてもらえばいい。

 

「母親」なんて今までやったことないんだから、

理想像を作り上げてがんじがらめにならなくても、

子どもと一緒に学んでいけばいいんだ。

そう思ったら、ちょっとだけ、気持ちが楽になった。

 

 

「正解」も「満点」もない。

マニュアルもない。

予測不可能なこの「育児」という学びの場を、

楽しめるようになれればいいと思う次第。

 

まだまだその領域には達してない未熟者ではあるが。

 

 

キャプチャ.JPG

 

※ちなみに画像は岩城さんの翻訳図書「メチャクサ」の表紙。

メチャクチャくさいヘラジカのお話である。男子大喜び。