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スタッフブログ 2012年8月27日

36『プチ原生林の住人』

こんにちは。

エコチル調査 北海道ユニットセンター事務局の村田です。

 

エコチル調査北海道ユニットセンター事務局は

北海道大学の構内にあります。

 

 

建物の裏手には

 

“サクシュコトニ川”

 

という名の、水が流れているのかどうか判らないような

小川が流れており、私はその川沿いの小道を歩くのが好きです。

(勝手に“小川の散歩道”と名付けています)

 

そしてその“小川の散歩道”の途中には、

弓道場やちょっとした原生林の趣を醸している雑木林

(こちらは“プチ原生林”と名付けています)があります。

 

 

私は“プチ原生林”で、他では見たことのない植物を発見し、

とても驚きました。さて、その植物とは...

 

ブログ村田さん①.jpg

 

 

 

これは7月の始めに撮影した姿です。

茎が真っ直ぐに伸びた全高は150cm前後。

つぼみらしき部分は長さ約8cm。(巨大です)

 

どれだけ大きな花が咲くのだろう??

と期待に胸を躍らせていたのですが、一週間ほどたったら、

 

 

ブログ村田さん②.jpg

 

 

あら〜、分裂し始めました。

巨大なつぼみと思われたものは、たくさんのつぼみが合体したものでした。

 

 

ほどなく、それぞれのつぼみが開いて、

“プチ原生林”に似合いの素朴な色合いの花になりました。

 

 

オオウバユリ」という名前だそうです。

 

8月下旬現在の“プチ原生林”では、

花が咲き終わって、種がいっぱい詰まったピーマンのようなものを付けた

「オオウバユリ」が、あちこちに見られます。

 

合体つぼみも花もピーマンもどきの種も楽しい

「オオウバユリ」を、来年もたくさん見られると嬉しいです。

 

来年は、皆さんも“小川の散歩道”を通って、

“プチ原生林”の「オオウバユリ」をご自分の目で

確かめにいらっしゃいませんか?

 

ちなみに、北大植物園でも見られるようです。

 

 

 

エコチル調査北海道ユニットセンター

事務補助員 村田 香