こんにちは。
エコチル調査 北海道ユニットセンター事務局の村田です。
エコチル調査北海道ユニットセンター事務局は
北海道大学の構内にあります。
建物の裏手には
“サクシュコトニ川”
という名の、水が流れているのかどうか判らないような
小川が流れており、私はその川沿いの小道を歩くのが好きです。
(勝手に“小川の散歩道”と名付けています)
そしてその“小川の散歩道”の途中には、
弓道場やちょっとした原生林の趣を醸している雑木林
(こちらは“プチ原生林”と名付けています)があります。
私は“プチ原生林”で、他では見たことのない植物を発見し、
とても驚きました。さて、その植物とは...
これは7月の始めに撮影した姿です。
茎が真っ直ぐに伸びた全高は150cm前後。
つぼみらしき部分は長さ約8cm。(巨大です)
どれだけ大きな花が咲くのだろう??
と期待に胸を躍らせていたのですが、一週間ほどたったら、
あら〜、分裂し始めました。
巨大なつぼみと思われたものは、たくさんのつぼみが合体したものでした。
ほどなく、それぞれのつぼみが開いて、
“プチ原生林”に似合いの素朴な色合いの花になりました。
「オオウバユリ」という名前だそうです。
8月下旬現在の“プチ原生林”では、
花が咲き終わって、種がいっぱい詰まったピーマンのようなものを付けた
「オオウバユリ」が、あちこちに見られます。
合体つぼみも花もピーマンもどきの種も楽しい
「オオウバユリ」を、来年もたくさん見られると嬉しいです。
来年は、皆さんも“小川の散歩道”を通って、
“プチ原生林”の「オオウバユリ」をご自分の目で
確かめにいらっしゃいませんか?
ちなみに、北大植物園でも見られるようです。
エコチル調査北海道ユニットセンター
事務補助員 村田 香