共同研究
共同研究の目的
北海道スタディのプロジェクト研究において、国内外との共同研究やコンソーシアム(共同事業体)への参加を通じて、様々なデータの比較や解析を行うことで、新たな環境と健康に関する問題の解明につなげます。
共同研究の方法
共同研究の実施に関する情報は、北海道スタディWEBページにて随時公開します。データを共有する個々の研究課題については、研究者とは独立した組織である北海道大学環境健康科学研究教育センター倫理審査委員会により承認された課題についてのみ共有が可能となります。
なお、共有可能なデータには名前や住所などの個人識別情報は含まれません。
参加している国内外の共同研究やコンソーシアム
Birth Cohort Consortium of Asia (BiCCA)
- 代表者:Chong Yap Seng、シンガポール国立大学
- アジアの出生コーホート研究の共同体です。現在16カ国31の出生コーホートが参画し、アジア地域の環境や子どもたちの健康に関する研究に取り組んでいます。
Pregnancy And Childhood Epigenetics (PACE)
- 代表者:Stephanie London, 国立環境研究所(米国)
- エピジェネティクスとは、DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステムおよびその学術分野です。近年、胎児期の環境が生まれてくる子どものエピジェネティクスを変化させることで、将来の健康や病気を引き起こす原因になるのでは、と考えられるようになり、急速に研究が進められている分野です。
The Consortium on Thyroid and Pregnancy
- 代表者:Tim I.M. Korevaar, エラスムス大学病院内科学分野およびロッテルダム甲状腺センター(オランダ)
- 特に甲状腺に特化して、妊娠から子どもたちの健康に関する研究を進める共同体です。