5月19日20日 の2日間 スエ―デン、ウプサラ大学より、室内空気質がご専門のDr.Dan Norbäck 教授と PhD candidate Ms. Wangが来札されました。
Norbäck教授は2010年、2011年と来札し、2011年には当センター主催の市民講演会でもご講演いただいたことがあり、今回の研究交流は3回目です。
1日目のセミナーテーマは室内空気質がおよぼす健康への影響についてでした。 Norbäck教授からは最新のスウェーデンの研究について、省エネルギーと集合住宅におけるシックハウス症候群との関連や、外気温とダンプネスや真菌との関係などについて報告いただきました。Ms. Wangからは、中国における自宅環境と子どもの喘息やアレルギーに関する研究成果について報告頂きました。
また北海学園大学より増地あゆみ教授(心理学)が室内空気に関するリスクコミュニケーションについて、
北海道立衛生研究所からは武内伸治先生が室内空気中の可塑剤と有機リン系難燃剤の差動測定についてのプレゼンテーションがありました。当センターからも、日本で行った室内空気質に関する研究について、半揮発性化学物質曝露とアレルギーの研究について報告しました。
2日目は環境化学物質が出生コホートの子どもの健康に与える影響について、当センターで行っている研究の概要と成果の一部を報告しました。
活発な討論が行われ、今後の研究協力を確認した2日間となりました。