お知らせ
2015年06月23日

617日、18日の2日間、台湾のNational Health Research Institutes (NHRI)Shu-Li Wang教授と、環境と子どもの健康に関する研究交流会を開催しました。

 環境疫学、内分泌かく乱物質や有害金属類による、ヒトの健康や発達
への影響がご専門のWang教授は遠友学舎にて、NHRIの紹介と、Taiwan
Maternal and Infant Cohort Study (TMICS)の成果について発表
されました。TMICSは、環境化学物質による子どもへの内分泌かく乱作
用や神経発達、免疫、遺伝的変化などの影響を調べる調査研究です。
当センターで実施している北海道スタディの調査継続にあたり、非常に
役に立つ貴重な情報を提供していただきました。
 当センターからは、「環境と子どもの健康に関する北海道研究(北海道
スタディ)」の概要、またPCBs・ダイオキシン類やフタル酸エステル類、
農薬など環境化学物質の妊娠中の曝露による、子どもへの健康影響に関
する研究成果について報告しました。短い時間でしたが、次世代の子ど
もにとって、よりよい環境作りに貢献するという共通の目的に向かい、
NHRIとの研究協力や情報交換を行う有意義な機会となりました。

6月18日 エンレイソウ第2会議室にて