環境疫学、内分泌かく乱物質や有害金属類による、ヒトの健康や発達 への影響がご専門のWang教授は遠友学舎にて、NHRIの紹介と、Taiwan Maternal and Infant Cohort Study (TMICS)の成果について発表 されました。TMICSは、環境化学物質による子どもへの内分泌かく乱作 用や神経発達、免疫、遺伝的変化などの影響を調べる調査研究です。 当センターで実施している北海道スタディの調査継続にあたり、非常に 役に立つ貴重な情報を提供していただきました。 当センターからは、「環境と子どもの健康に関する北海道研究(北海道 スタディ)」の概要、またPCBs・ダイオキシン類やフタル酸エステル類、 農薬など環境化学物質の妊娠中の曝露による、子どもへの健康影響に関 する研究成果について報告しました。短い時間でしたが、次世代の子ど もにとって、よりよい環境作りに貢献するという共通の目的に向かい、 NHRIとの研究協力や情報交換を行う有意義な機会となりました。