11月14日(木)に、札幌市立北辰中学校の総合的な学習の時間の校外活動として行われた職場体験に協力しました。研究職に興味のある中学2年生4名が当センターを来訪し、様々な経験をしました。
はじめに、副センター長である山口健史特任准教授よりセンターの教職員の仕事の内容や、研究の進め方、研究成果がどのように日々の生活に役立っているのかについて説明しました。
次に、東條真希特任助教および調査スタッフとともに、コホート研究を継続させるための方策について考えるブレインストーミングを行いました。
また、兼務教員である曾怡特任助教(保健科学研究院)の指導のもと、実験室において分注体験を行いました。
その後、田村菜穂美特任講師によるミニ講義「室内空気質と健康について学ぼう」を受けました。
田村特任講師の講義を受けて、わかりやすく研究成果を発信するためにはどうしたらよいかについてスタッフとともに検討しました。
最後に岩田啓芳特任准教授(医師)、東條特任助教(臨床心理士)、牧野圭太郎特任助教(理学療法士)といった様々な資格を有する教員および調査スタッフによるQ&Aコーナーを設けました。「仕事をする上でのモチベーションは何か」「やりがいを感じる時はいつか」「何のために研究をするのか」等、鋭い質問も多々ありました。
参加した生徒からは、「とても面白かった」「研究だけでなく普段の生活に役立てることができるお話が聞けた」との感想をいただきました。
当センターで推進している北海道スタディおよびエコチル調査の対象者と同世代ということもあり、彼らとの意見交換は我々にとっても得ることの多いものとなりました。また、これまで我々が思いもよらなかったようなアイデアも飛び出し、これからの調査研究を進めるにあたり参考になることも多く、大変有意義な時間となりました。
今回参加された北辰中学校2年生のみなさん
金子拓矢さん、森本悠斗さん、東柚騎さん、渡部奏佑さん