Q&A

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調査に関する質問

Q1.この調査は何のために行っているのですか?

A1.最近の研究で私たちを取り巻く生活環境において、子どもの脳がつくられるときに吸収した環境化学物質(ダイオキシン類など、私たちの身のまわりにある化学物質)が、成長してから子どもの発達(人とのコミュニケーション能力や運動能力など)に影響を与える可能性があることが知られるようになってきました。そこで、私たちは環境化学物質とお子さまの発達との関係について明らかにすることを目的として調査をしています。この調査は、環境健康科学研究教育センターが主体となって厚生労働省の厚生労働科学研究費補助金(化学物質リスク研究事業)を受けて行われております。日本で使用する環境化学物質のリスク評価を行うことで、この調査による結果を健康障害の予防に役立てていきます。

Q2.調査はいつまで続くのですか?

A2.2017年現在で12歳までのお子さまを対象に調査票をお送りしています。思春期(第二次性徴)の調査が始まりました。

Q3.忙しかったので調査票の提出が遅くなりました。出さない方がよかったですか?

A3.遅れてもご提出いただけますと助かります。出産や引っ越し、お仕事の繁忙期など慌ただしい時期に、調査票が届くこともあると承知しています。お手元に届いてから2週間を過ぎましても、ご記入のうえお送り下さい。

Q4.提供した臍帯血は、今後もし子どもが必要になった時には提供してもらえるのですか?

A4.臍帯血を移植する場合の「臍帯血バンク」とは採取方法・保存方法が異なっております。そのため、ご提供ができません。

Q5.北海道外に引越しますが、継続して調査に参加できますか。

A5.郵送による調査が主になりますので、引き続きご参加いただけます。1部の内容については北海道在住の方のみご協力いただいております。

Q6.調査結果が知りたいです。

A6.これまでの研究成果を「ひろば」のホームページに掲載しています。アドレスは、https://www.cehs.hokudai.ac.jp/hiroba/ です。どうぞご覧くださいませ。

Q7.調査での個人情報漏れが心配です。

A7.個人情報の取り扱いについては、個人情報保護に関する規則を定めて実施しております。ご回答いただいたアンケート用紙などは関係者のみが入ることができる鍵付きの専用室に保管し、回答いただいた内容や検査数値の個人が特定できる情報は、インターネットに接続していないパソコンで管理しています。また、個人に関する情報はお名前の代わりに、個人が特定できない形式で記号化した番号で取り扱っており、研究目的にのみ使用され、研究成果の発表等においても、個人に関する情報は第三者に公表されることはありません。これらの対策をもって、個人情報保護に最大限の注意を払っています。ご理解いただければ幸いです。

調査票の質問内容について

Q1.なぜ過去のことを質問するのでしょうか。

A1.お子さまの成長,発達の様子は、調査時点の情報のみから推測できるわけではありません。学童期は、家庭生活や学校などの社会生活を通して、日々身体も心も成長しています。また、発達の道筋 (発達過程)は個人差がありますので、ある1つの時点だけではなく、一定の期間にどのような行動をとりがちであったか、あるいはお母さまからみてどのように見えたか、といったお子さまの生活ぶりや、身の回りで起きた出来事の情報などが必要となります。そのため、過去についてもお聞きしています。

Q2.子どもの発達に関する質問の意味が分かりにくくて、難しいと感じます。質問数も多いのでは? また、質問が子どもの年齢にあっていないことを聞かれることがあります。なぜですか?

A2.国際比較のために海外で広く使われている質問票の日本語版を使用しています。調査票の対象年齢が6~18歳と幅広いため、実際のお子さまの年齢にあてはまらない項目もあり回答し難いとは思いますが、回答時点のお子さまの様子で回答頂いて結構です。少し問題数が多いかもしれませんが、ご了承ください。

8歳で行う対面調査に関する質問

Q1.8歳で行う対面調査とは何ですか?

A1.対面調査とは、夏・冬・春休みなどの長期休暇に、お母さま(養育者)、お子さまに北海道大学へお越しいただき行う調査です。お子さまには専門の検査者が発達検査(知能検査)を行い、調査票ではわからない行動の特徴や、知能検査のさまざまな課題から、得意・不得意といった発達のバランスをみます。また、お母さまには、お子さまの日常生活での様子やご本人のストレスなどについてお聞きします。

Q2.知能検査はどんなことをしますか? 検査の結果は教えてくれますか?

A2.知能検査は50分から1時間半程度で行います。積み木や絵合わせを行う、似たものを探す、言葉の意味を答える、などの課題を行います。お子さまに無理強いはいたしません。検査の結果はご希望される方にはお知らせ致しますので、対面調査の時にお申し出ください。

Q3.対面調査は希望したら必ず受けられますか?

A3.お子さまと検査者の1対1で実施する調査であるため,実施できる検査件数に限りがございます。協力を表明していただいた方の中から,調査対象者を無作為に抽出し,対象の方にのみ,後日改めて日程調整のお電話をさしあげます。調査対象となる年齢は8歳~9歳までのお子さまとなっております。
ご協力いただくにも関わらず,すべての方にご参加いただくことができないというのは,スタッフ一同,大変心苦しく感じております。しかし,「多くの協力者の中から実際の参加者をランダムに抽出する」という手続きが,偏りのない正確なデータを得るために極めて重要になってきます。この点をご理解いただき,未来の子どもたちの健康ため,是非ともご極力いただければ幸いです。

環境化学物質について(フッ素・農薬・食品添加物・プラスチック製品の使用)

Q1.フッ素(歯科)について教えてください。

A1.健康に影響があると心配されている「有機フッ素化合物(PFOS、PFOA、PFNA、PFTrDA など)」と、歯科の分野で使用される「無機フッ化物(フッ化ナトリウム)」とは構造も物性も全く異なる別の物質です。
自然界に存在するフッ素の中で、フッ化ナトリウムがむし歯予防に効果があるとされたのは1940年代後半でした。
歯面塗布法・洗口法などむし歯の予防のため使用されるフッ化ナトリウムの有効・安全な用量・用法は、長年の国内外からの研究調査から確立されており、WHO(世界保健機関)をはじめ数多くの専門機関に認められています。日本においても厚生労働省が「フッ化物洗口ガイドライン」(2003年)を発表しているように、むし歯予防に対する効果が評価されています。
フッ化物の使用法や、むし歯予防メカニズムにつきましては、厚生労働省、日本歯科医師会のホームページに詳しい解説がありますので、ご覧ください。
厚生労働省ホームページ
https://www.e‐healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h‐02‐006.html
日本歯科医師会ホームページ
http://www.jda.or.jp/park/prevent/index05_16.html

Q2.子供たちへの農薬等の影響が心配です。

A2.日本では農薬の安全に関して配慮されており、子どもなどの影響を受けやすい人とそうでない人との個人差も考慮して決定されております。しかし、現在ヒトでの疫学研究が十分ではありません。そのため、人々の生活環境中での疫学調査が必要とされております。
そこで私たちは、農薬も含めた環境化学物質が子供たちの健康にどのような影響を与えるのかの研究を行うことで、これらの結果を国民側から行政組織へ訴え、国の政策に生かしていくことを目指しております。

Q3.食品添加物使用について教えてください

A3.日本国内における規制については内閣府の食品安全委員会が安全性の評価を行っており、そちらのホームページに詳しく記載がされておりますので、抜粋させていただきます。
「食品添加物は、厚生労働大臣が人の健康を損なうおそれがない場合として定めるもの以外は使用が禁止されており、安全性が確認され、かつ有用性があるものが指定されています。また、食品添加物の品質の確保や不適切な使用を防ぐため、必要に応じ個別に一定の品質を確保するための成分規格や使用目的、対象食品や使用量といった使用基準などが設定されています。これらは、食品安全委員会が安全性について食品健康影響評価を行い、単回投与毒性試験、反復投与毒性試験、繁殖毒性試験、発がん性試験、遺伝毒性試験な どの動物実験等の結果を踏まえて、人が生涯にわたり毎日摂取し続けたとしても、健康上の問題を生じないとされる一日当たり、体重1kgあたり摂取量、すなわち一日摂取許容量(ADI)を設定しています。このADIに基づき、リスク管理機関である厚生労働省において、添加物としての指定及び規格基準の設定が行われます。また、国内に流通しているものは保健所、海外から輸入されたものについては検疫所で基準に合った添加物が使用されているかどうかの検査等による確認が行われています。そのため、現在使用されている食品添加物は、種々の試験で安全性が確認された上で使用されておりますので、どうぞご安心ください。」(食品安全委員会のホームページより:http://www.fsc.go.jp/
以上のように、日本では食品添加物の安全に関して配慮されており、ADIは動物と人間の差や、子どもなどの影響を受けやすい人と、そうでない人との個人差も考慮して決定されております。
バランスの良い食事をするために、加工食品も手作りの物と上手く組み合わせて豊かな食生活をおくりましょう。

Q4.PVC(ポリ塩化ビニル)製のテーブルクロスやマットを使用しているのですが、健康被害が心配です。PVC製品の代わりの素材はありますか?

A4.生活を便利にするほとんどのプラスチック製品には、フタル酸エステルや有機フッ素化合物などの化学物質が含まれています。予防の観点からみると、このような化学物質が含まれた製品を使わないことが最善策となりますが、現代生活ではこれらの製品を完全に取り除くのは困難なのが現状です。
ご質問に対する直接的な回答ではありませんが、「食品容器」と「フロアマット」を例として、日常生活の中で
少しでもこれらの化学物質の曝露を減らす方法をご紹介します。

【プラスチック製の食品容器を使う場合】 【PVC製のフロアマットを使う場合】
・食品を入れて加熱しない
・熱いもの、油っぽい食品を入れない
・劣化したものは使わない
・レンジを利用するときは、陶磁器や耐熱ガラス製などの食器を使用する
・ホコリが溜まらないように気を付ける
・寝転がらない
・赤ちゃんが口を付けたり舐めないように気を付ける
・床を触った手は、食事の前に洗う

※シリコーンやメラミンの安全性については、食品安全委員会の検討がまとめられております。ご参照ください。
【シリコーン】http://www.fsc.go.jp/sonota/kikansi/36gou/36gou_4.pdf
【メラミン】https://www.fsc.go.jp/emerg/melamine1009.pdf

アレルギーについて

Q1.兄弟の中で1人だけアレルギーがあります。対処法について教えてください

A1.アレルギーは環境の影響を受けやすいと言われていますが、同じ環境下でもアレルギーを発症する子としない子がいます。そのメカニズムは明らかになっていません。対応策として、掃除の仕方、布団の手入れ、ペットを触った後の手洗い、ペットのシャンプーをするなどがあります。

Q2.ハウスダストとダニアレルギー、犬・猫アレルギーの結果が出ました。部屋にペットがいる、部屋が汚いなどの環境の影響はあるのでしょうか?また対処法はありますか?

A2.アレルギーは、環境の影響を受けやすいと言われています。症状出現を抑えるために気を付けることとしては、掃除の仕方、布団の手入れ、ペットを触った後の手洗い、ペットのシャンプー励行などがあります。ハウスダストとダニに関しては、掃除機だけでなく、水拭きするなどしてホコリをためないような掃除が良いとされています。

第二次性徴について

申訳ございません。現在作成中です。