11歳〜:環境化学物質と児の第二次性徴および体格との関連について

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私たちの体は、その複雑な機能を調節するための様々な仕組みを持っていますが、その仕組みの一つが「内分泌系」です。体の中の細胞で作られた「ホルモン」と呼ばれる物質は、血液などによって運ばれ、必要な時期に必要な場所でその作用を発揮することで、体の正常なバランスを整えます。体の外から取り込まれた物質が、この一連の過程に変化を与えて生物にとって有害な影響を及ぼすことを「内分泌かく乱作用」といいます。特に、人工的につくられた化学物質で内分泌かく乱作用をもつ物質は、甲状腺機能や成長、生殖機能などへ影響を及ぼすといわれていますが、まだはっきりとした結論はでていません。そこで、北海道スタディではお子さまの生殖器系の発達と、胎児期や成長期にさらされている化学物質との関係を検討しました。研究成果は、このような内分泌かく乱作用をもつ化学物質の適切な製造や管理に関する政策に役立てられます。