食品添加物についてもっと知ろう!

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学童期になると、おやつに市販のお菓子などを摂取する機会が増えてくることと思います。しかし、お菓子や食品に含まれるさまざまな食品添加物が気になるお母様も多いのではないでしょうか。食品添加物というと、身体に良くない、発がん性がある、アレルギーの原因になるなどといったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、食品添加物について特集します。

「食品添加物とは」
加工食品が多くなった現代では、簡単にお料理できて時間の節約ができたり、手軽に食べられたり、とても便利ですが、これらの食品には食品添加物が使われています。例えば、ハムやソーセージの発色剤として使用されている“亜硝酸(あしょうさん)ナトリウム”、豆腐を作るときに豆乳を固めるために使用する“豆腐用凝固剤(いわゆる、にがり)(塩化マグネシウム)など”や、パンを作るのにイーストがよく働くように使用する“イーストフード(塩化アンモニウム)”なども食品添加物のひとつで、活用方法はさまざまです。食品を加工・製造するうえでは欠かせないものですが、気になるところは安全性についてではないでしょうか。

こんなものにも食品添加物

ハム、ソーセージ 色を改善する
● 亜硝酸ナトリウム
豆腐 豆乳を固める
● 豆腐用凝固剤(塩化マグネシウム)
パン イーストの発酵をよくする
● イーストフード(リン酸三カルシウム)
ケーキ、ビスケット ふっくらさせる
● 膨張剤(炭酸水素ナトリウム)
ドレッシング 水と油を均一に混ぜる
● 乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)
中華めん 食感、風味をだす
● かんすい(炭酸ナトリウム)
炭酸飲料 爽快感、酸味をつける
● 炭酸ガス、酸味料(クエン酸)など
チューインガム ガムのもとの材料
● ガムベース(エステルガム)
ポテトチップス 旨味・酸化を防ぐ
● 調味料(アミノ酸等)
● 酸化防止剤(ビタミンE)

 

「安全性について」

まず、食べ物に使うことのできる食品添加物はさまざまな試験をして、安全性の確認を行っています。動物実験で無害と確かめ(無毒性量)、その100分の1の量を人が一生食べ続けても安全な量(1日摂取許容量)と設定しています。実際には、この量よりずっと少なく使われており、私たちが1日に食べている加工食品の中に含まれる人工の食品添加物量は、約0.1gです。食品そのものに含まれる天然に存在する化学物質(野菜中の亜硝酸塩(あしょうさんえん)など)を含めると平均摂取量は1日約5~10gといわれています。 外国から輸入される食品も日本の法律で、日本の食品とまったく同じようにチェックされています。これらに合格した
食べ物だけが店頭に並んでいます。また、国や都道府県では、お店で食品を購入し、その中に含まれる添加物を分析して日本人の1日の食事でどのくらい添加物を食べているかを計算しています。これによって、私たちが食品に含まれる添加物を
摂取しても、安全上問題がないことが確認されています。また、食品添加物の中には栄養価を高めるもの(ビタミンC、乳酸カルシウムなど)もあります。

「食品添加物との上手な付き合い方」

私たちの食生活で一番大切なことは、バランスの良い食事をすることです。そのためには、いたずらに不安がらず加工食品も手作りのものと上手く組み合わせて豊かな食生活をおくりましょう。しかし、どうしても抵抗を感じるかたは栄養が偏
らないことに気をつけ炭酸飲料やカップラーメン、スナック菓子などを控えてみてはいかがでしょうか。

参考文献:「もっと知って欲しい食品添加物のあれこれ 平成22年度版」 日本食品添加物協会