早寝・早起き、朝ごはん

Pocket

早寝・早起きの生活リズムの大切さ

「寝る子は育つ」
私たち人間は、日が昇るとともに活動し、日が沈むとともに休息するような自然のリズムが体内にあります。そのリズムが1日の身体の機能をうまく働かせています。また、発育に必要な成長ホルモンは骨や筋肉をつくるだけでなく、脳や内臓も成長させます。よく「寝る子は育つ」といいますが、成長ホルモンは夜に多く分泌されているのです。そのため、夜ふかしをすると分泌量が低下したり、他のホルモンとのバランスもくずれてしまうことがあります。

1日のリズムを作りましょう
テレビやゲームなどの影響で生活が夜型になると、“生活リズムの乱れ→遅寝遅起き・睡眠不足→食べる時間がない・食欲がない→朝食抜き→午前中、ぼ~っとする”、といった悪循環をまねいてしまいます。
睡眠と関係の深いメラトニンというホルモンの働きで、日が沈むと自然と身体は寝る準備をし始めます。強い光は寝る準備の邪魔となるので、寝る1~2時間前にはテレビやゲームをやめて、部屋をやや暗くして夜8時ごろまでには布団に入るようにしたいものです。お子様が寝やすいように周りの環境を整えてあげましょう。

朝ごはんの大切さ

・身体を目覚めさせる
実は、食事のリズムは身体のリズムと密接なかかわりがあります。朝食をとることによって、寝ている間に低下した体温を上げ、休止していた身体が1日の活動モードに変わります。

・1日の活動源となる
脳が働くためのエネルギー源はブドウ糖です。朝食をとらないとブドウ糖が不足して、特に午前中のやる気や集中力が欠けてしまいます。

・生活のリズムを整える
朝食をきちんととることで、胃腸が活発に動き始め食事のリズムと排便などの生活リズムが整います。

・肥満を予防する
空腹時間が長くなると、身体はエネルギーを蓄えようとするので逆に太ってしまいます。また、朝食をとらない分、間食や夜食、まとめ食いなどが増えて肥満の原因となります。

・たんぱく質の食品でさらに体温上昇
食事をとると体温が上昇しますが、体温を上げる作用の高いたんぱく質を多く含んだ食品をとると、さらにしっかりと身体が目覚めてきます。牛乳、卵、ハムやソーセージ、魚、豆腐、納豆などはたんぱく質が豊富で朝食に取り入れやすい食品です。野菜と一緒にバランスよく食べましょう。

お手軽朝食
朝食を作る時間がないときにオススメなのはお手軽朝食です。シリアルやクラッカーにチーズ・ジャムやヨーグルト、具だくさんのスープ、おにぎり、果物などを野菜と組み合わせて工夫してみましょう。お子様に食欲がない場合は、まずは簡単なものを一口でも食べさせることが大切です。2週間ほど続ければお腹は朝ごはんを覚えてきます。

家族そろってコミュニケーションを
一人で食事をすることを「孤食」といいますが、最も多いのは朝食です。食事は家族との大切なコミュニケーションの時間です。また、いつもと違う様子、好きなものを残したり、食欲がなかったり、顔色が悪かったりなど、お子様が出すサインをみるよい機会です。
朝、家族そろって顔を合わせ「おはよう」「いただきます」のあいさつから気持ちよく1日を始めましょう。普段忙しくても休日など時間がとれるときは、意識して家族そろってゆっくり食事をして
みてはいかがでしょうか。

参考文献
藤沢良和 著 「図解 食育」 2007 全国学校給食協会
堀江祥允ほか 編 「応用栄養学」 2004 中央法規出版株式会社
坂本元子 編 「子どもの栄養・食教育ガイド」 2002 医歯薬出版株式会社