お知らせ
2015年09月30日

9歳以降の思春期の調査が始まります

調査の目的と意義

私たちの体は、その複雑な機能を調節するための様々な仕組みを持っていますが、その仕組みの⼀つが「内分泌系」です。体の中の細胞で作られた「ホルモン」と呼ばれる物質は、⾎液などによって運ばれ、必要な時期に必要な場所でその作⽤を発揮することで、体の正常なバランスを整えます。体の外から取り込まれた物質が、この⼀連の過程に変化を与えて⽣物にとって有害な影響を及ぼすことを「内分泌かく乱作⽤」といいます。特に、⼈⼯的につくられた化学物質で内分泌かく乱作⽤をもつ物質は、「環境ホルモン」といわれ、甲状腺機能や成長、生殖機能などへ影響を及ぼすといわれていますが、まだはっきりとした結論はでていません。そこで、本調査ではお⼦さまの⽣殖器系の発達と、胎児期や成⻑期にさらされている化学物質との関係を検討します。調査結果は、こうした内分泌かく乱作⽤をもつ化学物質の適切な製造や管理に関する政策に役⽴てられます。

調査対象年齢: 北海道スタディに参加されている9歳から14歳の皆様
協力参加用紙の送付日: 2015年11月から随時予定
協力参加用紙がお手元に届きましたら返送をお願いいたします。

皆様の御協力どうも有り難うございます。